フェイスラインににニキビができると、メイクの際に引っかかった外見的にも不満が生じやすいです。
特に大人になるとニキビができた跡はしっかり対処しないと、残りやすくなるものです。
そもそもフェイスラインにニキビができないようにするのが一番手っ取り早いですが、予防法がわからないという方も多いはず。
そこで今回はフェイスラインにニキビができる原因からおすすめの治療施術方法まで徹底解説していきます。
フェイスラインにニキビができる原因
フェイスラインにニキビが発生する原因は多岐にわたりますが、主に肌の乾燥、ホルモンバランスの乱れ、不適切なスキンケア、食生活の乱れ、そして環境的要因などが挙げられます。
日々の生活習慣が直接的に肌の健康に影響を及ぼし、これらの要因が組み合わさることでニキビが発生しやすくなります。
特にフェイスラインは他の部位に比べて刺激を受けやすいため、適切なケアが必要です。
乾燥によるもの
肌が乾燥すると、その保護機能が低下し、外部からの刺激に弱くなります。
自然のバリアとして機能する皮脂の量が不足すると、肌は水分を保持できずにさらに乾燥し、皮脂腺がこれを補おうとして過剰に皮脂を分泌することがあります。
この過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、結果としてニキビが形成されるのです。
冬の寒い時期やエアコンの効いた部屋での生活が長いと、この傾向が強まります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンのバランスが乱れると、皮脂の分泌も不安定になります。
特に女性の場合、月経周期によってホルモンバランスが大きく変動し、それが肌に影響を及ぼすことがあります。
ストレスや睡眠不足、不規則な生活が続くと、ホルモンのバランスが崩れやすくなり、それが直接的に肌トラブルの原因となり、ニキビが生じやすくなります。
メイクが汚れている
メイクの残りや不十分なクレンジングは肌トラブルの一因となります。
特にフェイスラインは、髪の毛や衣服との摩擦が多い部分であり、メイクが残りやすいエリアです。
これが毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となります。
毎日の正しいクレンジングと洗顔は、このようなトラブルを防ぐために非常に重要です。
接触による刺激
フェイスラインに頻繁に触れることや、衣服、スカーフ、マスクなどの摩擦もニキビの原因になり得ます。
これらが直接肌に触れることで、肌は刺激を受けて炎症を起こしやすくなります。
特にマスクを長時間使用する現代では、マスク内の湿度や摩擦による刺激がニキビを引き起こすことがあります。
フェイスラインにニキビができるのを予防するには
フェイスラインのニキビを予防するためには、日常のスキンケア習慣を見直し、適切な予防策を講じることが重要です。
清潔な肌状態を保ち、適切な保湿を行うことが基本となります。
ニキビに触れないようにする
ニキビを触ることは、肌への追加的な刺激となり、状態を悪化させる可能性があります。
手や指から肌への細菌の移行も防ぐため、ニキビがある場合は触れないよう心掛けましょう。
これにより、炎症が広がるのを防ぎ、治癒過程をスムーズに進めることができます。
紫外線対策をおこなう
紫外線は肌の老化を早めるだけでなく、ニキビの炎症を悪化させる原因となります。
外出時には、SPF値の高い日焼け止めを使用し、フェイスラインを含む顔全体を保護することが重要です。
帽子や日傘を使用することも効果的です。
髪をまとめておく
髪が肌に触れることによってもニキビは発生しやすくなります。
特に長い髪の人は、肌に直接髪が触れないようにヘアバンドやヘアクリップでしっかりとまとめることが推奨されます。
これにより、髪からの油分やスタイリング剤が肌に移るのを防ぎます。
フェイスラインにニキビができたらクリニックに通うのもひとつ
自宅でのケアだけでは改善が難しい場合、専門のクリニックでの治療も効果的な選択肢です。
クリニックでは、ニキビの種類や肌の状態に合わせて、最適な治療法が提案されます。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、肌の表層部分に薬剤を塗布し、古い角質や毛穴の詰まりを取り除く治療法です。
このプロセスにより、肌は新しい細胞の生成を促され、全体的に健康的で清潔な状態が回復します。
定期的に行うことで、ニキビの発生を減少させ、フェイスラインの肌質を向上させる効果が期待できます。
レチノールピール
レチノールピールは、ビタミンAを豊富に含むレチノールを用いた化学的剥離です。
この治療は肌の再生を促し、毛穴の詰まりやすさを減らすことによってニキビの形成を予防します。
また、レチノールピールは肌の色調を整え、ニキビ跡の赤みや色素沈着を軽減する効果もあります。
アクシダーム
アクシダームはニキビ専用の抗生物質治療で、特に炎症を起こしているニキビに対して効果的です。
この薬剤は皮膚に直接適用することで、ニキビの原因となる細菌の増殖を抑制し、炎症を迅速に鎮めます。
治療は通常、他のトピカル治療と組み合わせて行われ、ニキビの急速な改善を目指します。
光線治療
光線治療は特定の波長の光を肌に当てることで、ニキビの原因となる細菌を殺菌し、皮脂の過剰な分泌を抑えます。
また、この治療は肌の深層部まで光が浸透するため、炎症を抑えて肌の修復を助ける効果もあります。
定期的なセッションを通じて、ニキビの再発率を低減し、クリアな肌を維持するのに役立ちます。
フォトSR
フォトSRは、強力なパルス光を使用して肌の表面と下層の治療を行います。
この光治療は、ニキビだけでなく、肌の若返りや色素の均一化にも効果があり、広範囲の肌問題に対処します。
ニキビやその痕の治療だけでなく、全体的な肌質の向上にも寄与します。
ダーマペン
ダーマペンは微細な針を使用して肌に微小な穴を開けることで、肌の自然な治癒プロセスを促進します。
この治療はコラーゲンの生成を刺激し、ニキビ跡の修復や肌の引き締めに有効です。
ニキビが落ち着いた後の肌の再生と滑らかさの回復に役立ちます。
イソトロイン・ロアキュテイン
これらの薬はビタミンAの誘導体であり、皮脂の分泌を大幅に減少させることでニキビを根本から治療します。
治療は医師の厳格な監督のもとで行われ、ニキビの症状が顕著に改善します。
フェイスラインにニキビができたらクリニック・皮膚科にまずは相談してみよう
フェイスラインにニキビができたらまずは触らずにそのままにしておくことが大切です。
ただし完治しない、跡を残さないようにしたいのであればクリニックや皮膚科にまずは相談することが大切です。
専門医療の力を借りて、出来るだけ跡を残さないように治療を受けてみてはいかがでしょうか。