二重整形には二重埋没法や二重切開法がありますが、手術後に左右差、神経損傷、角膜傷害などの問題が生じることがあります。
美容整形は綺麗になるための手段ですが、失敗による重大な後遺症を避けるためには、手術を受ける前に医師の技術や経験を確認し、万全の準備と相談が重要です。
そこで今回は二重整形で失敗する確率やよくある失敗事例、対処法などについてご紹介します。
これから二重整形を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
二重整形で失敗する確率とは?
二重整形には多くの人が美容目的で取り組みますが、時には期待通りの結果が得られないこともあります。
二重整形における失敗とはどのようなものか、そしてそれがどれくらいの頻度で起こるのかを理解することは、手術を検討している方にとって重要です。
多くのケースでは、不適切な施術方法の選択や、不十分な事前カウンセリングが原因で失敗に繋がることがあります。
埋没法の一般的な失敗
埋没法は比較的シンプルな手法ですが、以下のような問題が起こることがあります。
糸が飛び出す、もしくは糸が見える
「糸ポコ」とは、二重埋没法で糸が皮膚にぽっこりと浮き出る状態を指し、医師の技術不足が原因であることが多いです。
解決するために「裏留め」という技術が提案されることがありますが、これはミューラー筋に糸をかけるため、交感神経を刺激して痙攣などの副作用を引き起こす危険があります。
さらに、裏留めは抜糸が困難であり、後の障害が残るリスクも高いです。したがって、技術的に信頼できる医師による正確な「表留め」の施術を選ぶことが推奨されます。
二重のラインが不自然にガタつく
埋没法での「二重ラインのガタつき」は、糸の留め位置にズレが生じたことによるものです。
見た目にも影響を与えるため、不自然さが感じられる場合があります。
しかし、このようなガタつきは修正が可能ですので、問題が発生した際にはクリニックに相談し、適切な対処を求めることが大切です。
二重のラインが時間とともに取れてしまう
埋没法において、使用された糸が切れることで二重ラインが消失し、元の状態に戻ることがあります。
糸が切れる前兆として、二重の食い込みが浅くなる、ラインの幅が狭くなる、まぶたが重くなるなどの変化が見られる場合があります。
これらの症状があれば、速やかに医師に相談することが重要です。
また、埋没法は切開法と比較して永続的な効果は期待しにくく、時間が経つにつれて二重が戻る可能性が高まります。
まぶたにしこりができる
埋没法のダウンタイム中には、まぶたに「しこり」が発生することがあります。
このしこりが糸の結び目によるものであれば、時間が経つと自然に目立たなくなることが多いです。
しかし、結び目周辺に膿が溜まると、そのしこりは再手術を必要とする可能性があります。
ダウンタイム後にしこりが残っている場合は、問題が悪化する前に速やかに医師に相談することが重要です。
これらの問題は、埋没法の手技や使用する糸の質によって異なります。
特に、糸の質が低い場合や施術者の技術が未熟な場合に発生しやすく、最終的には痛みや再手術の原因となることもあります。
切開法の一般的な失敗
切開法ではより永続的な結果が期待できますが、以下のようなリスクが伴います。
傷跡が目立ってしまう
切開法はまぶたを切って施術するため、埋没法よりも傷跡が残りやすく、その傷跡が目立つと二重整形がバレてしまい、施術が失敗したと感じることがあります。
傷跡が残る原因としては、アフターケアが不十分であったり、医師の技術力に問題があったりすることが挙げられます。
傷跡が心配な場合は、医師の選定やアフターケアの徹底が重要です。
二重の幅が意図せず広がりすぎる
施術後に「二重幅が広くなり過ぎた」と感じる失敗例があります。
患者が「できるだけ二重幅を広くしたい」という希望を持ち、医師がその希望のみに基づいて施術を行った結果、不自然な二重幅になることが原因といわれています。
患者の医療的知識が少ないことと、医師が適切なアドバイスを行わずに施術を進めることが失敗に繋がっています。
適切なカウンセリングと両者の合意を入念に行うことで避けられます。
手術後に「ハム目」と呼ばれる状態になる
二重整形で無理に二重ラインを作った結果、「ハム目」と呼ばれる状態になることがあります。
二重ラインから下の皮膚がまつげに乗り、目元がふっくらと腫れたように見える状態を指します。
自分の目元に合わない施術を行うと、このような失敗が生じるリスクが高まります。
そのため、施術前の適切なカウンセリングを受け、自分に合った方法を選択することが非常に重要です。
左右のバランスが合わない
二重整形後に二重ラインの左右バランスが崩れることは、デザインミスや目の構造的な左右差が原因の場合があります。
人間の体は元々左右非対称であるため、完全な左右対称を実現するのは難しいですが、医師の技術によってはこの差を最小限に抑えることができます。
このため、自身の状態を理解し、適切な施術を受けるためには、施術前のカウンセリングが非常に重要です。
特に、過剰な皮膚の切除は修正が難しいため、事前の計画と患者とのコミュニケーションが非常に重要です。以下でこれらの問題について詳しく解説していきます。
二重整形で失敗する原因と対処法
二重整形で失敗する可能性が高い人の特徴には、以下のようなものがあります。
自分のまぶたの状態を理解せずに手術を選んでいる
自分の体質やまぶたの状態を考慮せずに施術方法を選ぶと、失敗リスクが高まる可能性があります。
例えば、痛みに敏感な人やアレルギーがある人には埋没法が適しており、まぶたが厚い人やたるみがある人は切開法で理想の二重に仕上げることができます。
適切な施術を受けるためには、医師との十分なカウンセリングを通じて自分に合った方法を選ぶことが重要です。
手術後のケアを怠っている
施術後には、腫れのケアをしっかり行わなければダウンタイムが長引く可能性があるため注意が必要です。
痛みや後遺症などの失敗リスクを避けるためにも、必ず医師の指示に従い手術後も適切にケアを行ってください。
処方された薬はしっかり飲みきり、禁止されていることは避けて安静にしておきましょう。
事前の準備不足や誤解に基づく期待が原因であり、適切なカウンセリングと正しい知識が不可欠です。
二重整形で失敗しないためのクリニック選びのポイント
成功した二重整形のためには、適切なクリニックと医師を選ぶことが非常に重要です。以下のポイントを参考にしてください。
医師やクリニックの実績と評判を確認する
実際に施術を行う前に医師やクリニックの実績はチェックしておくことをおすすめします。
公式ホームページやSNSでの口コミを参考に、信頼できる医師やクリニックを選びましょう。
反対にあまりにも情報が少ない、実績を公開していないと警戒した方が良いでしょう。
丁寧なカウンセリングを行ってくれるかどうか
カウンセリングをしっかり行うクリニックは、二重整形の成功率が高いと判断できます。
施術の選択は患者の体質や理想により異なる。リスクの説明もしてくれるかどうかも重要名ポイントです。
アフターケアの充実度
施術後のアフターケアや保証についても確認が必要です。
埋没法では糸が外れて二重が戻る可能性あり、保証期間内であれば再施術ができます。
また切開法では失敗時にも保証利用できるケースもあるので、万が一のためにもアフターケアの内容はチェックしておくと安心でしょう。
手術例を公開しているか
実績豊富なクリニックは公式ホームページで症例を公開をしています。
手術例があれば理想の二重イメージも把握しやすく、失敗リスクを減らせるメリットや担当者に伝わりやすいでしょう。
二重整形の失敗は事前の確認や相談で回避できる
今回は二重整形で失敗する確率やよくある失敗事例、対処法などについてご紹介してきました。
二重整形には埋没でも切開でも失敗するリスクがあるので、事前に注意点や施術の特徴をしっかり行うことで回避できるケースがあります。
クリニックの信頼度の高さをチェックしたり、事前に自分にあった方法かどうかを入念に相談しておくと安心です。
今回の記事を参考に自分にあった二重整形を見つけてみてくださいね。