鼻を小さくしたいといった理由で鼻整形を検討する人も最近では増えてきています。
しかし鼻整形の施術後の経過やダウンタイムが不安と考える方もいます。
そこで今回は、鼻整形の施術後の経過や日常生活の過ごし方についてご紹介します。
鼻整形とは
鼻整形手術の主要な目的は、鼻の形状や大きさを調整し、顔の調和を向上させることです。
この手術では、鼻の先端や橋の形成、鼻孔のサイズ調整が可能であり、構造的な問題を解決して呼吸を改善する効果もあります。
手術方法には、鼻の皮膚を剥がして骨や軟骨を再配置するオープン手術、鼻内部で行うクローズド手術、プロテーゼを用いる方法が含まれます。
しかし、出血、感染、麻酔関連の問題、皮膚の色変化、不適切な治癒などのリスクも伴います。
手術後は腫れ、あざ、痛み、鼻の感覚の一時的な喪失が発生することがあり、これらは医師との事前の十分な話し合いと適切な期待値の設定により最小限に抑えることができます。
鼻整形のダウンタイムの経過
美容整形のダウンタイムは、手術後に患者が通常の生活に戻るまでの回復期間を指し、この間に日常生活が一時的に困難になることがあります。
鼻整形手術のダウンタイムは手術の種類や患者の体質によって異なりますが、通常1週間から数週間です。
手術後の初期症状としては、腫れや痛み、熱感があり、これらは手術後2-3日で最高潮に達し、1週間で半減し、2-3週間で大部分が解消されます。
ここでは、鼻整形のダウンタイム中の経過について詳しくご紹介します。
施術当日
鼻整形手術後は、3日間ギプスで鼻を固定し、手術直後から数時間は鼻血が出続けることがあります。
手術前に頭を洗っておくことをお勧めします。
手術直後に内出血は少ないですが、日が経つにつれて徐々に現れることがあります。
ギプスは鼻を保護する役割があり、多くの方がマスクをして社会生活を送っています。
また、術後翌日からは目元のメイクが可能です。
術後数日
ギプスを外した後、内出血が目立ち始めることがありますが、深くて大きめのマスクを使用すると、約90%隠れるため、外見に関する心配はほとんどありません。
安心を求める場合は、7日から10日程度の休暇を取ることをお勧めします。
ギプスを外すと話すことに大きな支障はなく、メイクも楽に行えるようになり、心理的にも少し楽になるでしょう。
術後5日~2週間
手術後3日目には内出血が最も強く出ますが、その後は徐々に軽減していきます。
この期間が内出血が最も色濃く現れる時期であり、次第に治っていきます。
内出血が大まかに治るため、仕事への復帰は1週間から2週間後がおすすめです。
術後3週間~1ヶ月後
手術後1週間から2週間で内出血は大まかに治り、マスクなしでも目立たなくなります。
1ヶ月が経過すると完全にマスクなしでの生活が可能になります。
この時期にはまだ違和感を感じることがありますが、日常生活に戻ることでストレスからも解放されます。
術後3ヶ月目
個人差はありますがこの頃が9割〜10割完成する人がほとんどです。
痛みや内出血もない状態で不自然な整形感もなくナチュラルな仕上がりです。
鼻整形のダウンタイム中の日常生活の過ごし方
鼻整形はダウンタイムがあり、痛みや腫れといった症状が出ることもあります。
ダウンタイム中の過ごし方によっては症状が悪化するケースも少なくありません。
ここでは、鼻整形のダウンタイム中の日常生活の過ごし方についてご紹介します。
睡眠
鼻整形手術後のダウンタイムでは、適切な休息と睡眠が非常に重要です。
手術の成果を最大限に保つため、うつ伏せ寝を避け、仰向けになって頭を高くして寝ることが推奨されます。
また、メガネが鼻に負担をかけるため、長時間の着用は避けるよう心掛けましょう。
これらの注意を守ることで、理想の鼻へと近づけます。
入浴
鼻整形手術後の1週間は、日常生活で注意が必要です。
血行を促進させる行為は腫れを悪化させるため、長風呂は避け、湯船に入るのを控えましょう。
また、手術後の回復を妨げる飲酒や喫煙、激しい運動も同様に1週間は控えることが推奨されます。
これらを避けることで、手術後の回復をスムーズに進めることができます。
スキンケア
手術後の洗顔とスキンケアは非常に重要です。
テープで固定されている間は、患部を濡らさないように注意しましょう。
患部以外は通常通り洗顔できますが、患部は触らないようにしてください。
濡れタオルで拭くか、拭き取りタイプのクレンジングを使用することをお勧めします。
テープが外れた後も、鼻には優しく触れるよう心がけ、強い刺激を避けることが重要です。
メイク
鼻整形手術後はメイクに注意が必要です。
手術直後から患部を除く顔の他の部分へのメイクは可能ですが、クレンジング時には患部を濡らさないよう特に注意が必要です。
患部周辺のメイク落としには、水やクレンジング剤が直接触れないよう、メイク落としシートを使用するなど、方法を工夫することが大切です。
このようにして、患部への不必要な刺激を避けるようにしましょう。
食事
ダウンタイム期間中の食事は、全体的な栄養バランスが重要です。
たんぱく質やビタミンA、B群、C、ビオチン、亜鉛などは傷の治癒を助けますが、バランスの良い食事が最適です。
反対にアルコールやカフェイン、高塩分食品は腫れや出血を悪化させるため避け、水分と栄養素を豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。
これにより手術後の回復を効果的にサポートできます。
鼻整形のダウンタイム中の処方薬
手術後の痛みや腫れは適切なケアと処方薬で管理が可能です。
痛みには医師から処方された痛み止めを、腫れには頭を高く保つことで対処します。
処方薬には鎮痛剤や抗生物質が含まれ、副作用として吐き気、便秘、眠気があるため、これらの症状が出たら医師に連絡することが大切です。
また、薬によるアレルギー反応の兆候には発疹や息苦しさ、顔や口の腫れがあり、これらが現れた場合は直ちに医療の助けを求める必要があります。
鼻整形のダウンタイム経過中は安静に過ごすのが無難
今回は、鼻整形の施術後の経過や日常生活の過ごし方についてご紹介してきました。
鼻整形手術のダウンタイムは手術の種類や患者の体質によって異なりますが、通常1週間から数週間といわれています。
経過中は術後は痛みや腫れが生じることが多く、徐々に改善されることがほとんどです。
もし経過中に腫れが引かなかったり、悪化するなどの症状があればクリニックに相談してみてください。