豊胸手術でよくある失敗例とは?失敗を避けるポイントについても紹介

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豊胸手術はバストアップしたい方にとっての選択肢のひとつとして注目されていますが、リスクや失敗もあります。

なかには、「豊胸はやめとけ」と言われることもあります。

そこで今回は、豊胸手術でよくある失敗例や失敗を避けるポイントなどについてご紹介します。

目次

豊胸手術のおもな種類

豊胸手術といってもいくつかの施術方法があります。

ここでは、おもな豊胸手術の種類についてご紹介します。

バッグ式豊胸術

バッグ式豊胸術は、胸にシリコンバッグを挿入してバストボリュームを増大させる手法で、3~4カップのサイズアップが可能です。

この施術の効果はバッグが劣化しない限り半永久的に持続しますが、皮膚を切開し人工物を挿入するため、一定のダウンタイムが必要です。

ダウンタイムは約1ヶ月で、その後3ヶ月かけて徐々に完成形に近づくことが一般的とされています。

なお術後2週間は飲酒や激しいスポーツを避ける必要がありますが、日常生活や仕事は手術翌日から再開できます。

脂肪注入豊胸術

脂肪注入豊胸術は、自身の脂肪細胞を使用してバストのボリュームを形成する手法です。

この施術では、一定量の脂肪を余分な部位から吸引し、専用マシンで加工した後、純度を高めた脂肪を胸に注入します。

これにより、脂肪を減らしたい部位のスリム化も同時に行えるため、一石二鳥の効果があります。

注入された脂肪細胞が定着すれば、その効果は半永久的に持続しますが、一回の施術で可能な増量は最大で2カップ分程度です。

不定着の脂肪は体内で吸収されるため、望む結果を得るには繰り返し施術が必要です。

ダウンタイムは約1ヶ月で、術後は内出血や腫れが生じることもありますが、これらは大体1週間で改善されます。

また、感染予防のため、術後数日は吸引部位を濡らさないよう注意が必要です。

ヒアルロン酸注入豊胸術

ヒアルロン酸注入豊胸術は、ヒアルロン酸製剤を胸に注入してバストのボリュームを形成する施術です。

施術時間が短く、ダウンタイムもほぼないため、迅速にバストサイズを増やしたい方に適しています。

ヒアルロン酸は体内成分でアレルギー反応が少ない利点もあります。

この手術では注入量を細かく調整でき、すでにある程度のボリュームがある場合でも美しいバストラインを形成するのに役立ちます。

ただし、ヒアルロン酸は体に吸収されるため、効果は最大で2カップ増量で一時的です。

長期的に効果を保つには定期的な再注入が必要です。

大幅なバストアップを望む場合には他の豊胸手術が適しているかもしれません。

施術後に痛みがある場合も、通常は処方された痛み止めで管理できます。

豊胸手術は失敗しやすいって本当?

豊胸手術が必ずしも失敗しやすいわけではありませんが、医師の技術不足や不適切な施術により失敗するリスクは存在します。

また、施術を受ける人の体質や健康状態によっても失敗に陥る可能性があります。

そのため、豊胸手術を検討する際は、信頼できるクリニック選びが非常に重要です。

手術前の詳細な診察や検査を通じてリスクを最小限に抑えるクリニックを選びましょう。

さらに、仕上がりに対する感じ方には個人差があるため、バッグ式豊胸術などの具体的な施術内容やリスク、デメリットを十分に理解し、自分に合った施術を選択することが大切です。

施術前にはこれらの点をクリニックに確認し、納得のいく説明を受けることが望まれます。

豊胸手術でよくある失敗例

ここでは、豊胸手術でよくある失敗例についてご紹介します。

しこり・石灰化・瘢痕

脂肪注入豊胸術後に胸に硬い塊を感じる場合、壊死した注入脂肪がしこりになっている可能性があります。

このしこりは、脂肪の質の問題や注入技術の不備、過剰な脂肪注入により発生することが多いです。

しこりが放置されると石灰化が起こり、体液中のカルシウムが結晶として沈着し、しこりが硬くなることがあります。

この状態になると、しこりは明確に触知できる硬さになります。

また、しこりが瘢痕化することもあり、これは組織の修復過程でコラーゲン線維が過剰に生成されることによるものです。

瘢痕化や石灰化したしこりを除去するには、胸を切開して摘出する必要があります。

このような状態は豊胸の失敗例とされ、バストの見た目にも悪影響を与えます。

硬さ

バッグ式豊胸術は、シリコンバッグを用いてバストのボリュームと形を整える方法ですが、これにより乳房は本来の脂肪よりも硬くなる傾向があります。

この硬さが仕上がりに違和感を与え、「失敗した」と感じることもあるため、施術前にはこの点を理解しておくことが重要です。

さらに、バストの拘縮や石灰化が進行すると、更に硬くなり、不自然な仕上がりとなるリスクがあります。

段差・リップリング

シリコンバッグ豊胸術後に胸の表面が波打つか、一部が突起する「リップリング」という現象が起こることがあります。

これはシリコンバッグが折れ曲がったり、バッグが胸の中で動きやすいスムースタイプの場合に見られます。

また、カプセル拘縮による締め付けが原因で、一点が圧迫されることで痛みを伴うこともあります。

このほかに「ダブルバブル」という現象もあり、バッグがアンダーバストから逸脱して不自然な段差を作り出し、バストの見た目が鏡餅のようになることがあります。

これらの問題は、シリコンバッグのサイズの不適合、不適切な剥離の方法、カプセル拘縮によるバッグの変形が原因と考えられます。

これらのリスクを理解し、適切な施術を受けることが重要です。

痛み・腫れ

シリコンバッグ豊胸の失敗には見た目や触感の問題だけでなく、痛みを伴う深刻なトラブルが含まれることがあります。

動く時や触る時に感じる痛みは、カプセル拘縮、シリコンバッグの破損、リップリングなどの問題が背景にある可能性が高いです。

バッグが経年劣化や石灰化により変形したり、カプセル拘縮によって胸の中で破損することで、バストが腫れたような見た目になることがあります。

最近のバッグは頑丈ですが、交通事故などの大きな衝撃や徐々に進行する石灰化による変形で破損することも考えられます。

これらの症状が現れた場合は、大きなトラブルのサインとして注意が必要です。

元に戻る

脂肪注入豊胸術で注入された脂肪が定着しない場合、時間が経てば体内に吸収されます。

そのため、術後のボリューム維持期間やどの程度元に戻るかを事前に理解しておかないと、効果が減少することを「失敗」と感じる可能性があります。

色素沈着

脂肪注入後に内出血が起こるのは一般的な副作用で、通常2~3週間で回復します。

しかし、まれに内出血が色素沈着を引き起こし、皮膚に色が残ることがあります。

この色素沈着も多くの場合、半年から1年で薄くなるため、過度に心配する必要はありません。

改善が見られない場合は、施術を受けたクリニックに相談すると良いでしょう。

イメージ通りにならない

全ての種類の豊胸手術で共通しているのは、事前のカウンセリングで「なりたい姿」のイメージを正確に伝えることの重要性です。

カウンセリングが不十分だと、理想のボリュームにならなかったり、逆にボリュームが過剰に出すぎて不自然になったり、希望したデザインと異なる結果になるリスクがあります。

また、医師の技術不足でカウンセリングで決めたデザイン通りの仕上がりを実現できないこともあります。

例えば、谷間を強調したい希望があるにも関わらず、バストトップと乳房下部だけにボリュームが集中してしまうと、理想とする仕上がりとは異なる結果になります。

そのため、カウンセリングでデザインをしっかり打ち合わせし、それを実現できる能力を持った医師を選ぶことが重要です。

豊胸手術での失敗を避けるポイント

ここでは、豊胸手術での失敗を避けるポイントについてご紹介します。

適度な大きさでバストアップする

豊胸手術で大幅なボリュームアップを求める場合、過度なサイズアップは拘縮や石灰化などのリスクを高める可能性があります。

そのため、患者の希望だけに基づいた過剰な施術計画を立てるクリニックは避けるべきです。

理想のボリュームやデザインをしっかりヒアリングし、リスクを最小限に抑えながら希望に近づける施術を提案する信頼できる医師やクリニックの選択が重要です。

高品質のバッグや注入物を選ぶ

豊胸手術で使用するバッグや注入物を選ぶ際には、単に価格が安いという理由だけで決定してはいけません。

通常、価格が安い製品は品質が劣ることが多く、仕上がりの美しさや持続期間に影響を及ぼし、失敗のリスクも高まります。

「安かろう悪かろう」という言葉が示すように、製品の質が低いとその後のメンテナンス費用や再手術のリスクが増えるため、結果的にコストパフォーマンスが悪くなることもあります。

長期的な視点で見ると、高品質な製品を選ぶことが、美しさを維持し、追加費用を抑えることにつながります。

実績数が多いクリニックで施術する

クリニックの症例数が多いということは、施術に関する豊富な知識と経験が蓄積されていることを意味します。

症例数の多いクリニックを選ぶことで、患者の状態や希望により適切な施術を受ける可能性が高まります。

最近では多くのクリニックがInstagramやTwitterなどのSNSを利用して症例を公開しているため、これらのプラットフォームで情報を収集し、クリニック選びの参考にすると良いでしょう。

定期的に診察する

豊胸手術を受ける際は、術後の定期的な医師の診察が可能かどうかを事前に確認することが重要です。

特にバッグ式豊胸術のような手術では、定期検診が不可欠です。

これにより、術後の状態を医師がチェックし、何かトラブルが発生した場合に迅速に対応できるクリニックを選ぶことが望ましいです。

そのため、クリニック選びの際は、術後のフォローアップ体制が整っているかをしっかりと確認しましょう。

脂肪豊胸での失敗を避ける方法

脂肪豊胸は一度で2カップ以上のバストアップが望めますが、その分失敗するリスクもあります。

ここでは、脂肪豊胸での失敗を避ける方法についてご紹介します。

不純物を除去する

バストに注入する脂肪は高品質でなければならず、不純物がしこりの原因になるため、これを徹底的に除去する必要があります。

この目的で用いられる脂肪加工技術がコンデンスリッチ法です。

この方法では、外気に触れずに採取した脂肪を遠心分離機で処理し、老化細胞や血液などの不純物を排除し、必要な脂肪細胞のみを濃縮します。

処理された脂肪細胞には幹細胞が豊富に含まれており、そのため定着率が高くなることが期待されます。

脂肪を分散させて注入する

良質な脂肪を使用しても、注入方法が適切でなければ脂肪細胞が壊死し、しこりの原因となる可能性があります。

特に、脂肪を一カ所に大量に注入する方法は、脂肪細胞への十分な酸素供給が行き渡らず、細胞が壊死してしまうリスクが高まります。

この問題を解決するために、Sydney R. Coleman博士は、安全な脂肪注入のための技術として、乳腺内への注入を避け、0.2mL以内の小量を粒状にして注入する方法や、乳房の脂肪層を中心に注入しない手法を提唱しました。

上記の方法は「コールマンテクニック」として知られ、現在も多くの形成外科医がこの技術を採用しています。

脂肪の定着率を高めるとともに、しこりのリスクを大幅に減少させることが可能です。

許容量以上の注入はしない

バストに注入できる脂肪量には限度があり、過剰な注入は脂肪細胞の壊死やしこりの原因となります。

注入量の許容限度は人によって異なるため、適切な量を見極めることが重要です。

当院では脂肪の定着率を維持するため、一度に約250ccの脂肪を注入することを基本としています。

さらに、希望するバストサイズに応じて、乳房拡張機器を使用しバスト内のスペースを広げるコンデンスビブラ豊胸という方法を提案する場合もあります。

豊胸手術の失敗を避けるにはクリニック・施術方法選びが重要

今回は、豊胸手術でよくある失敗例や失敗を避けるポイントなどについてご紹介してきました。

豊胸手術は施術方法によって失敗例が異なるため、あらかじめリスクなどについて知っておくことが大事です。

また豊胸手術の失敗を避けるには、信頼できるクリニックや自分にあった施術方法について慎重に決めるようにしましょう。

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この記事を書いた人

アラサー東京OLのSachiです♡美人百花系のキレイめなお洋服が好き!ファッションや美容、コスメについて発信しています♡
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