シリコンバック豊胸手術とは?シリコンの種類やメリット・デメリットについて解説

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シリコンバッグによる豊胸術は、大きなバストサイズアップが必要な方や脂肪注入が適さない方に適した手法として現在も広く用いられています。

2019年には、米国アラガン社のシリコンバッグが悪性リンパ腫を引き起こす原因とされ、製品回収が行われた事件があり、シリコンバッグの安全性に対する懸念が広がりました。

しかし、アラガン社以外にも多数のメーカーがシリコンバッグを製造しており、これらの製品は悪性リンパ腫の原因とはなっていないため、安全性が確保されているシリコンバッグも存在しています。

このことから、シリコンバッグを用いた豊胸術は依然として人気の施術方法の一つとして注目されています。

そこで今回は、シリコンバック豊胸手術について詳しくご紹介します。

目次

シリコンバック豊胸手術とは

脇の下からの切開を通じてシリコンバッグを挿入する豊胸手術は、専用の剥離棒を使用して胸部に空間を作り、その空間にバッグを挿入します。

挿入には、生クリーム搾り器のような装置を用いることもあり、これにより小さな傷口からでも大きなバッグを挿入することが可能です。

手術後は傷口を縫合し、包帯で固定します。手術から1週間後に抜糸を行い、2週間後からはバッグが馴染むようマッサージを開始、3ヶ月から半年は自己マッサージを継続します。

湘南美容クリニックをはじめとするクリニックでは、アジア人の体型に適したシリコンインプラントのラインナップを提供し、ほぼオーダーメイドに近い治療が可能になっています。

さらに、ベクトラシステムを導入しているクリニックでは、手術前に乳房の状態をスキャンし、様々なシリコンインプラントを仮想的に挿入するシミュレーションを行うことができます。

これにより、患者は手術の結果を事前に予測し、理想に近い胸の形を実現するための選択が可能になります。

これにより、患者は手術の結果を事前に予測し、理想に近い胸の形を実現するための選択が可能になります。

ちなみにシリコン豊胸手術の費用相場は麻酔ありで、おおよそ80万円程度であることが一般的です。

シリコンバッグ豊胸手術のダウンタイム

シリコンバッグ豊胸手術後は、最初の3~4日は痛み止めが必要です。

手術後1週間は胸部の痛みが続くため、胸を張る動作が困難になります。

内出血は約2週間持続することがあり、まれに感染症が発生して傷が化膿するケースもあります。

この場合、治療のためにシリコンバッグを抜去する必要があることもあります。

瘢痕拘縮が起きると胸の形が変形することもあり、加齢に伴い修正や除去が必要になることもあります。

シリコンバッグ豊胸手術のおもな施術方法

ここでは、シリコンバッグ豊胸手術の主な施術方法について詳しくご紹介します。

乳腺下法

大胸筋の外側にシリコンバッグを挿入する豊胸術は、腫れが少なくナチュラルな仕上がりが期待できるため、元々胸がある方に適しています。

挿入する位置が浅いため、痛みも少ないというメリットがあります。

しかし、この方法では体がシリコンバッグを異物と認識しやすく、カプセル拘縮のリスクが他の方法に比べて高くなることがデメリットです。

カプセル拘縮は胸が硬くなる異物反応で、治療が必要になることもあります。

大胸筋下法

大胸筋の内側にバッグを挿入する豊胸術は、お胸が小さい方に推奨される方法です。

この方法ではカプセル拘縮のリスクが低く、大きなデメリットはほとんどありませんが、リップリングの発生する可能性があります。

リップリングは豊胸バッグのゆがみが外から見え、バストの形に影響を与える現象です。

大胸筋膜下法

大胸筋膜内にシリコンバッグを挿入する豊胸術は、ナチュラルな仕上がりが得られ、型崩れが起きにくいメリットがあります。

しかし、筋膜の下にバッグを入れるため、術後の痛みが強く出ることがデメリットとして挙げられます。

シリコンバッグ豊胸手術の種類

現在広く使用されている4種類の豊胸シリコンバッグ(モティバ、ベラジェル、セビン、メスモ)は、それぞれがマイクロテクスチャード加工された表面を持ちます。

この加工は、従来のザラザラしたテクスチャード加工よりも細かく、炎症リスクを軽減し、リンパ腫のリスクを低減します。

モティバは国際的にも使用頻度が高く、安全性が高いとされており、最新の「エルゴノミクス2」では弾力性と伸縮性が向上しています。

ベラジェルは一度リコールされましたが、その後一部の美容外科で使用が再開されており、非常に柔らかい触り心地が特徴です。

セビンとメスモは新しいタイプで、使用実績は少ないものの、モティバとベラジェルの中間の弾力性と柔らかさを持っています。

これらの製品は、触り心地や安全性を重視するユーザーに選ばれています。

シリコンバッグ豊胸手術のメリット

ここでは、シリコンバッグ豊胸手術のメリットについてご紹介します。

一度に2カップ以上サイズアップできる

シリコンバッグ豊胸手術は、1回の施術で2カップ以上のバストアップが可能な特徴を持っています。

脂肪が取れにくい方や皮膚が伸びにくい方でも、シリコンバッグを用いることで効果的にバストを増大させることができます。

脂肪注入やヒアルロン酸注入と異なり、シリコンバッグを利用した豊胸手術では皮膚を効果的に引き伸ばし、望むバストサイズへの増大が可能です。

この点がシリコンバッグ豊胸の大きなメリットとされています。

コストパフォーマンスが良い

シリコンバッグ豊胸手術は、1回の施術で確実にバストを大きくできるため、2カップ以上サイズアップを希望する方にとってコストパフォーマンスが良い選択です。

対して、1カップ程度のサイズアップであれば、脂肪注入やヒアルロン酸注入よりもコスト効率が良い方法があります。

例えば、バレない豊胸手術などが当院では1回の施術で経済的な選択肢として提供されています。

持続性が高い

シリコンバッグ豊胸手術のメリットの一つは、体重変動があってもバストの大きさが保たれる点です。

体格が痩せたとしても、シリコンインプラントの大きさは変わらないため、一定のバストサイズが保持されます。

これに対して、脂肪豊胸は体重変動によってバストサイズが変わりやすく、ヒアルロン酸豊胸は時間が経過するとともに自然に吸収されてサイズが小さくなる傾向があります。

これらの変動が少ないのがシリコンバッグ豊胸の大きな利点です。

シリコンバッグ豊胸手術のデメリット

ここでは、シリコンバッグ豊胸手術のデメリットについてご紹介します。

術後に痛みが生じる

シリコンバッグ豊胸手術後の痛みは比較的強く、手術後3日間は痛み止めが必要です。

大きなシリコンバッグを使用すると剥離範囲が広がり、それに比例して痛みも強まりますが、適切に痛み止めを服用することで、日常生活に支障が出るほどの強い痛みになることは少ないです。

痛みは個人差があるものの、基本的には管理可能なレベルです。

シリコンバッグ自体の寿命がある

シリコンバッグの品質は向上しており、破損することはほとんどありませんが、経年による人体の変化で形が崩れる可能性があります。

特に20年程度経過すると形の手直しを検討する必要があるとされています。

また、高齢期には実際の胸とのバランスが崩れ、不自然に見えることから、シリコンバッグを抜去する選択をする方もいます。

この点を考慮して長期的な計画を立てることが重要です。

理想通りにならないケースがある

シリコンバッグ豊胸は、比較的肉付きが良い方に、適正なサイズで挿入した場合、自然な仕上がりになるのですが、不自然になることもあるため注意が必要です。

もし失敗を避けたいのであれば、クリニックや医師とのカウンセリング時に写真などを見せながら自分に合った施術やデザインをよく相談しておくことをおすすめします。

シリコンバッグ豊胸手術後のアフターケア

ここでは、シリコンバッグ豊胸手術後の正しいアフターケアについてご紹介します。

当日~数日後

手術後の初期段階では、痛みの管理と出血対策が重要です。痛み止めは必要に応じて適宜服用し、血圧が上がる行為や運動、熱い入浴は避けましょう。安静にして過ごすことが推奨されますが、デスクワークなどの軽作業は可能です。手術後は圧迫包帯を胸に巻き、その上からブラトップのキャミソールを着用すると良いでしょう。シャワーは手術翌日から浴びることができます。

1週間後

手術後の初期段階では、痛みの管理と出血対策が重要です。

痛み止めは必要に応じて適宜服用し、血圧が上がる行為や運動、熱い入浴は避けましょう。

安静にして過ごすことが推奨されますが、デスクワークなどの軽作業は可能です。

手術後は圧迫包帯を胸に巻き、その上からブラトップのキャミソールを着用すると良いでしょう。シャワーは手術翌日から浴びることができます。

1週間~1ヶ月後

手術後の回復が進み、傷の痛みが落ち着き始めるこの時期は、日々の症状が改善していきます。

軽いウォーキングなどの軽運動が可能になり、スポーツブラの着用も適切です。

手術後1週間で抜糸を行い、その後は湯船に肩まで浸かることができるようになります。

2週間後からはバストマッサージの指導が始まり、自身でマッサージを行うことが推奨されます。

最近のバッグではマッサージが不要とされていますが、質感を良くするためにはマッサージを行うことが望ましいです。

1ヶ月後~数か月後

この時期は、激しい運動をしても問題なく、日常生活に制限はありません。

バストマッサージは手術後3ヶ月間続けることが推奨されていますが、その後は特に必要ありません。

シリコンバッグは非常に強度があり、交通事故など強い衝撃を受けない限り壊れることはありません。

乳がん検診は通常通り受けることができますが、マンモグラフィーは適用外となるため、その点のみ注意が必要です。

2~3カップ以上バストアップしたいならシリコンバッグ豊胸手術がおすすめ

今回は、シリコンバック豊胸手術について詳しくご紹介してきました。

通常の豊胸術だと1~2カップ程度アップするのに対し、シリコンバッグ豊胸手術は1回で2~3カップ以上のバストアップを望めます。

したがって大幅なバストアップや理想に近いバストアップを目指す方にとってはおすすめだと言えるでしょう。

ただしシリコンバッグ豊胸手術はダウンタイムがあったり、料金も80蔓延程度と決して安くないので慎重に選ぶことが大事です。

今回の記事を参考に自分に合ったクリニックを選び、シリコンバッグ豊胸手術をしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

アラサー東京OLのSachiです♡美人百花系のキレイめなお洋服が好き!ファッションや美容、コスメについて発信しています♡
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