医療ダイエットは保険適用できない?保険適用できる条件などについて解説

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医療ダイエットは厳しい食事制限や運動をしなくてもダイエットの効果が見込める施術として注目されています。

しかしなかには、医療ダイエットって保険適用なの?時になる方もいるでしょう。

そこで今回は、医療ダイエットが保険適用で受けられるのかや条件などについてご紹介します。

目次

医療ダイエットとは

医療ダイエットは、医療機関で提供されるダイエット方法で、医師の指導の下、医薬品や医療機器を使用して行われます。

この方法は安全性が高く、ハードな運動ではなく、食事制限や薬物療法を通じて健康的に体重を減らすことができます。

特に、GLP-1製剤やSGLT2阻害薬などの新しい薬物療法が注目されており、これらは生活習慣の改善をサポートしながら効果的に体重管理を助けます。

医療ダイエットは基本的に保険適用外

メディカルダイエットは体重減少と体型改善を目的としており、特に美容目的での施術は保険診療の対象外です。

そのため、これらの治療は自由診療に該当し、患者は治療費を全額自己負担する必要があります。

各クリニックによって設定された費用に基づき、部分痩せや減量が行われます。

医療ダイエットを保険適用で受けるための条件

基本的に医療ダイエットは保険適用外で自費診療とんる場合が多いですが、中には保険適用となるケースがあります。

医療ダイエットは、高度肥満(BMI35以上)や特定の疾病を伴う肥満(BMI25以上)の場合に保険適用が認められます。

この適用には、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、痛風、冠動脈疾患、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳血栓症、一過性脳虚血発作(TIA)、脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患/NAFLD)、月経異常、不妊、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、肥満低換気症候群、運動器疾患( 変形性関節症(膝,股関節)・変形性脊椎症,手指の変形性関節症)、肥満関連腎臓病などの疾病が含まれます。

これらの条件に該当する人は、皮下脂肪や中性脂肪の増加により、糖尿病、心血管疾患、脂肪肝など、多くの健康リスクが高まるため、減量が医療的に必要とされます。

内臓脂肪が多い人もこのカテゴリーに含まれることがあります。医療ダイエットの保険適用を受けるためには、医師の診断と適切な治療計画が必要です。

この制度は、肥満による健康リスクを軽減し、より安全で効果的な方法で健康を管理するためのものです。

保険適用によって受けられる医療ダイエットの治療には制限がある

肥満症の人で肥満外来として医療ダイエットを行う場合、以下のように保険適用で受けられる治療に限りがあるため注意が必要です。

肥満外来では、個別化された食事指導、運動指導、医薬品の処方、そして漢方治療を組み合わせて、患者の肥満管理を行います。

まず、食事指導では、管理栄養士が患者の生活スタイルや活動量に応じて1日の摂取エネルギーを計算し、個々に合わせた食事プランを提供します。

これにより、栄養バランスを保ちながらカロリー制限を行うことができます。

運動指導では、主に有酸素運動を推奨しており、ウォーキングのような低負荷の運動から開始し、徐々に筋肉を鍛えるレジスタンス運動も取り入れます。

これにより、脂肪の燃焼促進や代謝の改善が期待され、血圧や血糖値の改善にも寄与します。

医薬品の一つとして、サノレックスが処方されることがあります。

これは、食欲を抑制し、代謝を向上させる効果があり、特にBMIが35以上の高度肥満の患者に対して保険適用されます。

サノレックスの使用期間は最大3か月で、口の渇きや吐き気などの副作用が生じる場合があります。

また、漢方治療も取り入れられることがあり、防風通聖散や防己黄耆湯、大柴故湯などが処方されます。

これらの漢方薬は食欲抑制、便秘解消、脂肪燃焼、内臓機能の活性化など、肥満改善に有効な効果が期待されます。

これらの総合的なアプローチにより、肥満外来では患者の体重減少と健康状態の改善を目指します。

肥満外来の料金相場(保険適用の場合)

肥満外来での初診料は2,000円から10,000円の範囲です。

サノレックスの1か月分の費用は12,000円、漢方薬は必要に応じて処方され、1か月あたりの費用は1,500円から3,500円となります。

これらの治療費は、患者の状態や治療計画に基づいて異なります。

医療ダイエットがおすすめの人

肥満外来がおすすめの人は、肥満や肥満による疾病を持つ人です。

保険適用で肥満外来をするメリットには、痩せてきれいになることが目的ではなく、医師や管理栄養士の管理下で食生活の改善や肥満や運動の実施により中性脂肪を減らしたいといった方に向いています。

肥満外来と医療ダイエットとでは、やや目的や対象の人の特徴がことなるので自分がどちらにあてはまるかの見極めが大事です。

ここでは、医療ダイエットにおすすめの人の特徴についてご紹介します。

大幅な減量を目指している

美容体重やボディメイクを目指す施設では、大幅な減量を望む人に対して、肥満外来と異なるアプローチを提供します。

機械施術を用いて脂肪細胞を直接的に減少させる方法や、個別に合わせた内服薬の処方、注射など、多様な治療を組み合わせて効果的でリバウンドの少ない減量を実現します。

このような施設は、健康維持よりも美容的な目標に焦点を当てています。

リバウンドしづらい体質にしたい

医療ダイエットクリニックでは、特に気になる体の部位の脂肪細胞を減らし、リバウンドしにくい体質を目指す治療が提供されます。

脂肪冷却などの施術により脂肪細胞自体を減少させることが可能です。

また、基礎代謝を高めることで太りにくい体質に改善し、無理な食事制限や激しいトレーニングを避けるため、施術後の大きなリバウンドのリスクも低減されます。

部分痩せや小顔施術もしたい人

医療ダイエットクリニックでは、部分痩せや小顔施術に対しても効果的な治療が提供されています。

ハイフや脂肪冷却のような機械施術と脂肪溶解注射を組み合わせることで、特定の体部の脂肪細胞を減らし、目的の部位をスリムにすることが可能です。

また、脂肪溶解注射は顔の脂肪細胞を溶解させ、すっきりとした小顔効果を期待できます。

肥満や高度肥満に当てはまる人は保険適用で医療ダイエット(肥満外来)を受けられる

今回は、医療ダイエットが保険適用で受けられるのかや条件などについてご紹介してきました。

医療ダイエットには、肥満外来が含まれ、これは医師や管理栄養士の指導のもと、中性脂肪の減少や血圧、血糖のコントロールを目的としています。

肥満や高度肥満の人には保険適用があり、運動指導や食事指導を受けることができます。

肥満外来は、単に体重を減らすのではなく、健康を回復し維持することを目的としているため、美容を目的とした医療ダイエットクリニックとは異なる目的を持っています。

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この記事を書いた人

アラサー東京OLのSachiです♡美人百花系のキレイめなお洋服が好き!ファッションや美容、コスメについて発信しています♡
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