目尻切開は目元を広げ、より大きく見せるための整形手術です。
そこで今回は、目尻切開の基本情報、ダウンタイムに関する詳細、および施術中に注意する点とおすすめの組み合わせ施術について詳しく解説します。
目尻切開とは
目尻切開は、目元の印象を変えるために、目の外側の一部を切開して形状を変える美容整形手術です。
目尻切開は、つり目がちな方や目の横幅を広げたい方、大人っぽい印象の目元に近づけたい方におすすめの美容整形です。
目尻部分を数ミリ切開し、目の横幅を広げることで、目元を大きく見せたり、優しい印象にする効果があります。
以下の流れで施術が進むのが一般的です。
- 目尻の皮膚を小さく切開し、外側に広げて縫合する
- 余分な皮膚や組織を除去する
- 縫合して固定し、目の外側を強調する形に整える
目尻切開のダウンタイムについて
まず、目尻切開のダウンタイムは術後1~2週間は痛みや熱感・腫れ・内出血といった症状が見られ、徐々に落ち着きはじめ術後1ヶ月が経つ頃には違和感のない状態になります。
さらに、術後3ヶ月経過する頃にはほぼ完成となりますが、個人差によっては長引いたり短くなるケースもあります。
ダウンタイムの主な症状・期間
目尻切開のダウンタイムには、術後1~2週間ほど痛みや熱感、腫れ、内出血といった症状が現れます。
これらは、クリニックで処方される痛み止めや抗生剤でコントロールできますし、まぶたを冷やすことで痛みや熱感を和らげることも可能です。
腫れを抑えるためには、睡眠時に頭を高くして眠るのも効果的です。
個人差がありますが、痛みや腫れは術後1~2週間で徐々に落ち着き、目立たなくなっていきます。
施術時に縫合で使用した糸は、術後7日目以降に抜糸します。抜糸翌日から石鹸を使った洗顔や浴槽入浴、コンタクトレンズの使用が可能となり、翌々日からはアイメイクもできるようになります。
ただし、施術当日はシャワーのみ、翌日からは水洗いの洗顔が可能ですが、石鹸を使った洗顔やコンタクトレンズの使用などは抜糸後まで待つ必要があるので注意が必要です。
術後1ヶ月が経過する頃には、傷口の赤みもほとんど消え、自然な仕上がりになります。
内出血もこの時期には落ち着いています。術後3ヶ月でほぼ完成し、切れ長で印象的な目元が整います。
目尻切開のダウンタイムの経過
ここでは、目尻切開のダウンタイムの経過について詳しくご紹介します。
術後1週間は腫れ・むくみが出る
目尻切開は切開手術であるため、術後1週間ほどは腫れやむくみが見られます。
しかし、時間が経つにつれてこれらの症状は自然と改善し、問題はありません。
ただし、傷跡や副作用が安定するまでは不安が続くこともあるので、わからないことがあれば気軽にクリニックに相談しましょう。
こちらの写真は、当院で行った目尻切開(目尻靭帯移動)に加え、全切開、目尻切開、タレ目形成、眼瞼下垂手術を同時に受けた方の約1週間後、約1ヶ月後、約3ヶ月後の症例です。
目尻付近の変化を確認することで、目尻切開の術後経過がわかります。
腫れやむくみは時間とともに落ち着き、3ヶ月後には自然で美しい仕上がりが見られます。
1週間後に抜糸
目尻切開では、通常1週間後に抜糸を行います。
しかし、経過に何らかの影響が見られた場合は、抜糸の日程が多少前後することがありますので、あらかじめ理解しておきましょう。
糸の存在はスキンケア、メイク、コンタクトの装着にも影響するため、患部に強い刺激を与えないようにし、血行を促進するような行動は避けてください。
抜糸が終わる頃には、副作用がある程度落ち着き、人前に出ることができる状態になるでしょう。
腫れやむくみが少し残る可能性はありますが、時間とともに改善し、目尻切開の効果が徐々に現れます。
術後のケアについてはクリニックに相談し、アドバイスに従うようにしてください。
2~4週間目には傷の拘縮が出る可能性がある
術後2~4週間目になると、傷が硬くなる「拘縮」が見られることがあります。
適切な施術であればこのリスクを抑えられますが、拘縮を感じた場合は早めにクリニックに相談して適切な処置を受けることをおすすめします。
医師の指示に従うことで、症状を軽減し、回復を促進することが期待できます。
4~12週間目はほとんどダウンタイムの症状が治まることが多い
術後4〜12週間でダウンタイムの症状のほとんどは治まるケースがほとんどです。
ただしごく稀にまだ目が開きにくいといった場合もあります。
もしなかなかダウンタイムが収まらないなどの場合はクリニックに相談し、医師の指示のもと行動してみてください。
完全に安定するには約3ヶ月程度かかる
患部が完全に安定するまでには3ヶ月ほどの期間が必要だとされています。
患部の傷も元々分かりにくいのに加え、この頃には切開した傷口もほとんど分からなくなっていることがほとんどでしょう。
目尻切開のダウンタイム中の注意点
ダウンタイム中は以下の点に注意するようにしましょう。
目もとや傷口をむやみに触らない
術後は目もとや傷口にむやみに触れないようにしましょう。
縫合している糸やテープが外れる恐れがあるうえ、清潔でない手で触れると傷口から雑菌が入る危険性があるからです。
かゆみや違和感があっても、できるだけ触れないように注意してください。
施術当日の洗顔はNG
目尻切開の施術当日は、洗顔をすることができませんので要注意。
翌日から水洗いの洗顔が可能となりますが、ゴシゴシとむやみに刺激を与えないようにしましょう。
激しい運動・飲酒を避ける
術後2週間ほどは激しい運動を控えましょう。
強い腫れが生じる可能性があるため、2週間が過ぎた後も様子を見ながら軽い運動から始めるのが望ましいです。
また飲酒も同じく2週間ほど控えるのが無難です。
腫れの悪化や血流の促進で痛みや内出血がひどくなるリスクがあるためです。
コンタクトレンズは抜糸をしてから
コンタクトレンズは抜糸翌日から装着可能です。
通常、抜糸は術後1週間ほどで行われますが、経過によって前後する場合があります。
予定日が変更になった場合でも、抜糸を済ませてからコンタクトレンズを使用するようにしましょう。
目尻切開をしてからいつから仕事復帰ができる?
仕事への復帰時期は、職場環境や仕事内容により異なります。
リモートワークや動く必要のない仕事の場合、体調に問題なければすぐに復帰することも可能です。
しかし、痛みや腫れ、内出血が強い場合は無理をせず自宅で安静に過ごすことをおすすめします。
またもし早期に仕事復帰したい場合は、必ず医師に相談してください。
特に、職場で施術を周囲に知られたくない場合は、目元のメイクが可能になる抜糸後(およそ1週間前後)まで仕事を調整する必要があるからです。
メイクをしない方や腫れが気になる方は、さらに長い休暇が必要になることもあるため、施術前にスケジュールを確認しておくとよいでしょう。
ほかにもすぐに復帰したい方は、眼鏡を着用して手術部位を目立たなくするのもひとつです。
施術後に周囲の目が気になる場合でも、眼鏡を活用すれば自然にカバーできます。
目尻切開のダウンタイムは安静にして過ごそう!
今回は、目尻切開の基本情報、ダウンタイムに関する詳細、および施術中に注意する点とおすすめの組み合わせ施術について詳しく解説してきました。
目尻切開は切開法にあたることから1週間程度は腫れなどの症状がみられることがあり、個人差はあるものの完全に気にならなくなるにはおおよそ3ヶ月程度要するといわれています。
ダウンタイム中は医師からの指示に従い、激しい運動や飲酒などは避けるようにしましょう。
また目尻切開には前述した傷の拘縮や後戻りのなどのいくつかのリスクがあるため、腕の確かな医師に手術を任せるのがベスト。
今回の記事を参考に目尻切開のダウンタイムを安静に過ごしてみてくださいね。