目元の美容整形を考えている人の中には、目尻切開を検討している人もいるはずです。
しかし目尻切開は一部の口コミで「老けて見えた」「あまり効果を感じられなかった」といった声もあります。
そこで今回は、目尻切開で変わらない原因や対処法について解説します。
目尻切開で得られる効果とは
目尻切開は、目尻を切開・縫合することで、目の形や大きさを理想に近づける美容施術です。
この施術は、タレ目やツリ目といった異なる悩みにも対応でき、目元の印象を改善します。
タレ目の方は、眠そうに見られたり、クールなファッションが似合いにくいといった悩みを抱えがちです。
一方で、ツリ目の方は、きつい印象を与えがちで、可愛らしいファッションが似合わないと感じることが多く見られます。
目元の印象が理想とかけ離れていると、重大なコンプレックスにつながることもあります。
目尻切開は、こうした目の形や大きさの悩みを解消するために効果的な施術です。タ
レ目の方には、目尻を引き締めることで目元のラインを調整し、クールな印象を作り出すことができ、ツリ目の方には、目尻を下げることで優しい印象を与えることが可能です。
自身の目元の印象や理想に近づきたい方は、目尻切開を検討してみると良いでしょう。
医師としっかりカウンセリングを行い、自分に合った目尻切開のデザインを相談しながら、目元のコンプレックスを解消し、理想のイメージに近づけてください。
無理に目尻切開しても不自然に見えることがある
目尻切開は、目の形に合わせて適切な範囲で行うことが重要です。
大きな変化を期待して過度に切開すると、不自然な目元になりかねないからです。
切開で広げた範囲にはグレーラインがなくなり、まつげがない部分が目立ちやすくなります。
また、大きく切開しすぎると、白目だけでなく赤い粘膜部分まで露出することがあり、これは本来隠れている粘膜が見えてしまうため不自然に見えるケースです。
自然な目元を目指す方は、自分の目の状態に合った無理のない施術を受けることが大切です。
医師とカウンセリングをしながら、自然で理想的な目元に近づけるよう、慎重に施術範囲を決めましょう。
目尻切開しても変わらない原因
ここでは、目尻切開してもそこまで効果が出ないケースの原因についてご紹介します。
そもそも目尻切開が合っていない
目尻切開は、上まぶたや下まぶたに隠れた白目部分がほとんどない方には向いていません。
なぜなら、目尻切開では目尻を切開し、白目の見える部分を広げるのですが、すでにほとんど白目が見えている場合には効果が期待できないからです。
適切な適応を見極めずに施術を受けると、効果のない施術になりかねません。
施術が自分に合っているかどうかは、医師とのカウンセリングでしっかりと確認し、最適な方法を選ぶことが大切です。
他治療との組み合わせがよくない
目尻切開を行うと目尻が横に広がりますが、目の大きさが必ずしも大きくなるわけではありません。
たとえば、上まぶたが重たい方には「目尻切開+眼瞼下垂手術」、下方向にも目を広げたい方には「目尻切開+下眼瞼下制術」を組み合わせることで、理想の目元に近づけることが多いです。
まぶたの状態や希望するデザインに合わせて適切な施術を選ばないと、目尻切開の効果が十分に得られない場合があるため、複数の施術の組み合わせが重要です。
目尻切開の効果が出やすい人の特徴
目尻切開の効果が得にくい人がいる一方、比較的効果が出やすい人というのもいます。
一般的に目尻にある「円蓋部結膜」に隠れている白目の範囲が広いほど、目尻切開の効果が期待できます。
指で目尻を横に引っ張ってみて、どのくらい白目が見えるか確認してみましょう。
隠れている白目が1.5mm以上ある場合、目尻切開が向いているといえます。
しかし、まぶたが重く覆いかぶさっていても白目が隠れていない場合は、目尻切開で大きな変化が得られません。
その場合、全切開や埋没法による二重整形、眼瞼下垂術で目の開きをよくする必要があります。
また、タレ目形成とも呼ばれる下眼瞼下制術で目尻を下向きにする方法も考えられます。
目尻切開で失敗しないための対処法
ここでは、目尻切開で失敗しないための対処法についてご紹介します。
事前にシミュレーションをおこなう
美容整形を受ける際には、シミュレーションが非常に重要です。
施術を急ぐのではなく、希望の仕上がりを確認した上で施術を受けることが大切です。
目尻切開が適していない目元の方もいるため、自分に合った施術かどうかを見極めることで、失敗のリスクを減らせます。
カウンセリング時に納得がいくまで医師と話し、シミュレーションに十分な時間をかけましょう。
他治療との併用を検討してみる
目元の特徴によっては、目尻切開だけで理想の形に仕上がるとは限りません。
まぶたの厚みや目の形、顔全体のバランスを考えて施術を組み合わせることで、理想の目元に近づけることができます。
まぶたの状態には個人差があるため、上まぶたが重い場合は眼瞼下垂術や二重術と、タレ目を希望する場合は下眼瞼下制術などのタレ目形成術と組み合わせると良いでしょう。
目尻切開と他施術を組み合わせて行うことに慣れている、長けている医師を選ぶと失敗もしにくいはずです。
施術を併用する場合も担当医とよく相談して決めることをおすすめします。
クリニック選びも重要
美容整形で失敗しないためには、クリニック選びを慎重に行うことが重要です。
最近、美容クリニックが急増しているため、1か所に絞るのは難しいかもしれません。
しかし、施術を受ける以上、失敗は避けたいものです。
クリニックを選ぶ際には、受けたい施術の症例数が多く、実績があることや症例写真が自身の理想に近いことなどを基準にすると良いでしょう。
さらに、カウンセリングが丁寧で話しやすく、理想を正確に伝えられるクリニックも信頼できるポイントとなります。
もし少しでも不安を感じる場合は、他のクリニックでカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。
セカンドオピニオンを得ることは、美容整形でのリスクを減らすために非常に有効です。
時間があるなら、複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討してみてください。
目尻切開は向き不向きがあるためクリニックとよく相談することが大事！
今回は、目尻切開で変わらない原因や対処法について解説してきました。
目の形や瞼の厚みなど、目尻切開には向き不向きがあり、思っているような効果が得られないケースも少なくありません。
したがってまず、目尻切開が誰でもあっている方法だと思わないことが大事です。
もし自分に合った方法かわからないもしくは迷っているといった場合、クリニックの担当医とよく相談して決めるようにすることをおすすめします。
今回の記事を参考に自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
